光ディスク
DVDプレスに利用される次世代光ディスクの開発が進んでいます。 DVDプレスのメディアが変わりつつあるのは、容量の問題が背景にあります。デジタルテレビのハイビジョン放送をDVDメディアに録画しようとすると、データ量が多すぎて収録時間はせいぜい20分程度です。さらに転送レートの関係で画質も落ちてしまい、とても実用的ではありません。従来のDVDの限界が見えてきた今日、高画質録画に対応できる次世代DVDの規格は、誰もが気になるところです。高画質なハイビジョン放送をそのままの画質で録画するための新規格として、2つの次世代DVDが並び立っています。
光ディスク
DVDプレスに利用される次世代光ディスクとして挙げられるのがブルーレイ・ディスクです。これは片面2層で50GBの記録容量を持つカートリッジ入りの光メディアです。最大ビットレートは36Mbps、映像記録方式はMPEG-2ビデオ、音声記録万式はAC3、MPEG-2Layerほか、映像斤声多.収化にはMPEG-2トランスポートストリーム方式を採用しています。ブルーレイとは、高密度の記録を実現するために採用された波長の短い青紫色のレーザーのことです。デジタルハイビジョンの高画質放送をそのまま4時間以上、またモードによって最長63時間以上の録画が可能です。先々には200GB の記録が計画されており、かなりの大容量に対応できる点から将来性が高いと見られます。 DVDプレスに利用される次世代光ディスクのもうひとつとして、HD-DVD があります。HDは「High Definition(高品位)]の略で、片面2層で30GB、最大ビットレートはブルーレイ・ディスクと同じく36Mbpsです。データの読み書きには青色レーザーを採用し、トラック間隔が短く高密度な記録を可能にしています。加えて、MPEG-4AVCおよびVC-1を採用しており、効率のよい圧縮技術(MPEG-4AVCおよびVC-1はMPEG-2に比べるとデータは約3分の1程度)によって、30GBメディアにはHD映像を8時間以上収録することを実現しています。HDDは容量の点からするとブルーレイ・ディスクより劣るように思われますが、カートリッジなしのタイプで、現在のDVDの延長線上にある規格(HD-DVDとDVDはメディアの構造が同じ)であるため、機器やメディアの製造に大きな投資の必要がなく、コスト面はよいと考えられます。 DVDプレスに利用される次世代光ディスクはこのようにふたつありますが、本格的なデジタルハイビジョンの時代が到来するにあたり、どちらの規格が業界標準になるのかと、注目が集まるところでした。しかし、次世代DVDの統一は難しいとされています。これにより今後は次世代DVDとして、互換性のないブルーレイとHD-DVDの2つの規格による商品が市場に出回ることになります。ビデオテープのVHS、ベータによるシェア戦争のようにならず、両者の特長を生かして活躍の場を上手にすみ分けてほしいものです。

